◆ 冨田酒造さんより ◆
かねてより、酒の熟成、すなわち時が醸す味わいに魅かれるものがありました。ワインやウイスキーでは当たり前のビンテージ概念が、日本酒にはまだまだ浸透していないように思います。
日本酒も「時」を楽しむという飲み方をしていただきたい、という想いから、2010年より山廃純米を造り、熟成に取り組み始めました。
長期熟成に耐え得るもの、そして新たな挑戦として、山廃仕込みを選びました。2013年からは酵母無添加とし、蔵付天然酵母を使用しています。
この度、熟成を経た2010〜2015年(22BY〜27BY)の6年分のビンテージ商品をリリースさせていただきます。
商品名である「琥刻(ここく)」とは、この湖国の地で、人が醸した酒に時の刻みによる厚みが加わり、深みがまし、琥珀色になっていく。そんな想いを込め名付けました。
ラベルは、蔵に時を刻んでいく槍の傷でビンテージを表現したデザインとなっております。